近年、IT技術の発達と普及が加速しています。当事務所でも、業務上の様々な面でIT化を進めております。

数年前と比較すると、お客様とメールで連絡を取り合う頻度が増加しましたし、最近では、チャットワークを活用し、さらなるコミュニケーションの効率化を進めております。また、ご相談案件やご依頼案件の管理にクラウドサービスを活用し、紙媒体の資料・記録をデータ化してクラウド上で保管するシステムの導入にも取り組んでおります。

裁判所においても、裁判手続のIT化に向けた検討が進められています。我が国の裁判手続のIT化は、他の先進国と比べて大きく遅れをとっていますが、将来的には法整備を経て訴状・答弁書などの書面のオンライン提出、WEB会議などが導入されることで、大幅な手間・時間・コストの削減が図られることが期待されています。

一方で、様々な法的課題や法的トラブルは、現場において発生するものです。そして、法的課題や法的トラブルは、人が関係して発生するものであり、その解決についても人の思いや考えのもとに、人の手によって図られるものです。そのため、当事務所では、弁護士業務のデジタル化を推進する一方で、現場に赴くことや、面談により人の顔、人の声と向き合うことなどのアナログ面を重視して業務に取り組んでおります。

法的課題や法的トラブルの現場に赴くこと、面談により人の顔、人の声と向き合うことは、より精度の高い情報を得ること、関係者の思いや考えを理解することにつながります。ひいては、法的課題や法的トラブルのより良い解決や、お客様のご希望の実現に資するものであると考えております。当事務所では、今後とも、業務のIT化による効率の向上を図りながら、お客様や現場に身近な弁護士業務の在り方を目指して参りたいと存じます。

(弁護士・木村哲也)