1 業種
医療・福祉
2 事案の概要
顧問先医療法人の関係法人様で、退職した従業員(相手方)が労働局の紛争調整委員会にあっせん申請をし、金銭の支払を要求してくる事案が発生しました。
金銭の支払要求の理由としては、ハラスメントなどが挙げられていましたが、当該法人様によると、そのような事実は存在しないとのことでした。
3 当事務所の対応
当事務所の弁護士は、当該法人様からのご相談をお受けし、あっせん手続への対応方針や当方の言い分を記載する弁論書の内容について、協議・助言させていただきました。
そのうえで、当事務所の弁護士は、当該法人様の代理人として、あっせん手続に同席対応させていただきました。
あっせん手続では、当事務所の弁護士が当該法人様の立場に従って金銭の支払を拒否する旨の答弁・説明を行いました。
結果として、相手方との合意は困難と判断されましたので、あっせん手続は不成立で終了となりました。
4 対応のポイント
近年では、退職した従業員との労務問題に悩まされる企業・法人様が増えています。
労働局の紛争調整委員会にあっせん申請される事案も散見され、あっせん手続への対応にお困りの企業・法人様もいらっしゃいます。
当事務所では、あっせん手続に関するご相談・ご依頼も承っておりますので、ぜひ一度、ご相談いただければと存じます。